うちでは、小さい頃はなかなか図書館に行くことが難しく、絵本を購入していました。
しかし、途中から図書館へ行くようになり、爆発的に絵本の読む量が増え始めた年中さんの冬。
長めのお話を読むようになり、これは絵本から次のステップへ行けるのでは?と思い、幼年童話への切り替えを模索し始めました。
絵本と児童書の間の本のことを「幼年童話」と呼ぶことすら知りませんでした。
そして、実際に選んでみると絵本と児童書の間にあるこの「幼年童話」と呼ばれる本を選ぶことが難しいなと感じました。
最初は絵が多く、文字が少ない、より絵本に近い本から、文字を増やして・・・と段々と文字の本を選びたいなと思いながらも、なかなか思い通りにならず、いきなり文字の多い本を読んでみたり、逆にまた文字の少ない本に戻ったり、と行ったり来たりしながら本を選んでいきました。
幼年童話に入る前に読んでいた絵本
幼年童話に入る前に読んでいた絵本で最も好きだったのは、わんぱくだんシリーズ。
小1になった今でも図書館で読んでいないものがあるとすぐにかりて読んでいます。
けん、ひろし、くみが色々な不思議な世界へ行って、冒険をするお話です。
そこまで話も長くなく、読みやすいお話です。
他にもハマっていた絵本が他にもあり、それは、くすのきだんちシリーズでした。
わんぱくだんと絵の作者さんが同じです。
大きなくすのきの家の各階にはさまざまな動物が住んでいて、そこに住む動物たちの様々なお話を描いた絵本です。
そのほかに読んでいた絵本は「まゆとおに」のシリーズ。
「はじめてのおつかい」「こんとあき」などを読んでいました。
この頃は、ちゃーちゃんが生まれる前ということもあって、保育園にお迎えに行ったあと、保育園に置いてある絵本を3〜4冊、保育園で読んで帰るということをしていました。
ねーこちゃんに好きに持ってきて、本を読んでいました。
大体いつも同じ本を持ってきて読んでいて、保育園でよく読んでいたのが「さくぴーとたろぽうのおはなし」シリーズ。
何冊かシリーズであるのですが、日替わりで持ってきてはよく持ってきました。
そして、ある日、保育園のいつもの帰宅前の絵本タイムに持ってきたのが、幼年童話でした。
幼年童話デビューは「おしいれのぼうけん」と「きかんしゃやえもん」
保育園の帰る前の時間の絵本タイム。そんな時に持ってきたのが、 「おしいれのぼうけん」
この本は長い!!
保育園の帰り(私は早く帰って晩御飯の支度がしたい)に読むものじゃない!と正直思っていました。
しかも、年中さんぐらいのねーこちゃんは、本の途中で「今日はここまでにしよう」と切り上げることができず、毎回最後まで読まされる羽目に・・・。
読み聞かせに30分以上かかる。
しかも、この長い本を何度も何度も読みたがる。
これが読めるなら、別に絵本でなくてもいいんじゃない?と思ったのが、幼年童話へ踏み出したきっかけでした。
大人的には早く帰ってご飯の準備したいなぁ・・・と思いながら読んでいましたし、内容も、今の感覚的に、悪いことをしたからって押し入れに閉じ込める幼稚園ってどうなの?って思いながら読んでいました。
あともう一冊同じ頃に気に入っていた、長い本がこれ↓
本の装丁や絵の感じなどすごく古い本という感じがするのですが、これも気に入ってよく読んでいました。保育園の帰りに。
こちらも一度読み始めると30分コース。
げっそりしながらも読書タイムを楽しんでいました。
今度は軽めにいこうと選んだ「おおきなおおきなおいも」と「いやいやえん」
「おしいれのぼうけん」や「きかんしゃやえもん」で自然と絵本ではない本と出会いまいた。
しかし、デビューはもっと軽くいくべきではないか、と思いが捨てきれず・・・。
自分で絵本でない本を購入したいと思い、色々調べた末に選んだのが、「おおきなおおきなおいも」と「いやいやえん」。
「いやいやえん」はまったく軽くなかったです。
むしろ、上の二冊より文字も小さく、絵も少なく、ガッツリ読み物でした・・・。
おおきなおおきなおいも
こちらは、本の形こそ絵本より小さく、児童書的な装丁ではあるものの、中身はほぼ絵本。
片面絵、片面文が2〜3行。
普通の絵本より短いぐらいかな?とても読みやすいです。
ひらがなを自分で読み出した子の練習にもなりそう。
内容、雨で遠足に行けなくなったこどもたちが大きな紙に、おおきなおおきなお芋の絵を描きはじめ、そのおおきなおいもで遊んだり、みんなで食べたりするお話。
絵が多く、字が少なめで絵本よりの本だと思います。
いやいやえん
おおきなおいもと比べると雲泥の差の文字量!
驚くほどの文字量!
絵が小さい!文字が小さくて多い!!
という印象の本です。
本屋で買う時から、これ、読めるんかな?と思いながら買ったんですよ・・・。
結構、幼年童話のおすすめで検索をかけると多くの人が良いと書いている本だったので、字の多さには目をつぶって買って読んでみました。
全部で7つの短編のお話からなる本です。
短編ではありますが、主人公は全ていたずらっ子のしげるです。
短編のうち、一つ目のはなしの「ちゅーりっぷほいくえん」はすごく短いので、6つの話が中心です。
まだ読み聞かせでないと本を読めなかったので、私が読むのはしんどかったです。
一日一つのお話ね、と言って読むようにしました。
文字の多いお話ではありましたが、黙ってよく聞いていました。
そして、何度も何度も繰り返し読んでと持ってきていました。
ある程度読み込んだ後も時々読んで、と持ってきていたので、絵が少なく、字が多い物語ではあるけれど、わかりやすいのだと思います。
ただ、絵が少なく字が多いと気が散りやすく、テレビなどついているとすぐにそっちに気を取られてしまいがちでした。
幼年童話を試行錯誤の後、おばけのあっちシリーズへ
いやいやえんのあとは、幼年童話で検索しておすすめに出てくる本をいくつか読んでみました。
フライパンのおじいさんが主人公の少し変わったお話。
使い古されたフライパンのおじいさんがさまざまなところを旅していく話。
こちらもそこそこの文字量がありましたが、いやいやえんほどではなく、一回の読み聞かせで読み切れる量でした。
この本は私が懐かしい・・・!と思いました。
このきつねの子シリーズで、最も有名なのは「きいろいバケツ」ではないでしょうか。
話は全然覚えていなかったけれど、表紙絵はすごく覚えていて、私も子どもの頃に読んだ一冊だと思います。
が、ねーこちゃんにはあまり響かず。画像にある「たからものとんだ」を読んだのですが、あまり響かなかったので他の本は読んでいません。
こまったさんシリーズも私が子どもの頃に読んでたなぁと懐かしく感じたのですが、ねーこちゃんにはあまり響かず。
こまったさんのサンドイッチの話を読み、他のやつも図書館でかりる?と聞いたけれど、読まないと。
どういう点で好みを分けているのかが、私もよくわかりません。
そうして、少しずつ絵本以外の本を読んでいく中で、幼年童話へとどっぷりと入っていくきっかけとなった本に出会いました。
おばけのアッチシリーズ
おばけのアッチシリーズの一番最初の本である「スパゲッティがたべたいよう」は、おばけのアッチがえっちゃんを驚かそうとするけれど、いたずらをするけれどまったく驚かず・・・。
文字も大きく、絵も毎ページある。
文字が大きい分、文字量もそれほど多くない。
絵本よりは長く、ストーリーもしっかりしている。
おばけのアッチに出会ったことにより、図書館で毎回かりる幼年童話が決まりました。
おばけのアッチのシリーズはたくさんあり、図書館に行くと何冊かはいつも置いてありました。
「ハンバーグつくろうよ」、「カレーライスはこわいぞう」、「おばけのアッチのあるかないかわからないごちそう」、「おばけのアッチ、スパゲッティ・ノックダウン!」、「おばけのアッチとドララちゃん」、「おばけのアッチ、ドララちゃんとドララちゃん」、「おばけのソッチ、ぞぴぞぴぞ〜」、「おばけのソッチ、ねこちゃんのまき」・・・。
今どんなの読んだかなぁと思い返してみて、思いだせたのがこれでした。
幼年童話は長いので、最初の頃は1回図書館へ行くと幼年童話は1冊だけ、あとは絵本というかり方をしていたので、何回も図書館へ足を運び、アッチの本を読んでいきました。
いたずら好きのアッチとネズミのチとキ、野良猫のボン。
ドラキュラのドララちゃん。
これらのキャラクターたちが繰り広げる、ドキドキワクワクの物語。
全部で43作もあるアッチシリーズはどの本を読んでもドキドキワクワクの楽しい物語でした。
おばけのアッチに出会ったことで、絵本でない長いお話も面白いんだとねーこちゃんも感じたと思います。
そして、その後、自分でさまざまな本を手に取るきっかけになった本だと思います。
ルルとララシリーズ、キャベたまたんていシリーズ
ルルとララシリーズ
おばけのアッチシリーズを読みはじめた頃、同時並行で読みはじめたのがルルとララシリーズ。
ねーこちゃんが絵に一目惚れして、可愛い〜!読みたい〜!!となった本です。
ルルとララシリーズは好きすぎて、この頃、おままごとをすると人形の名前が全部「ルル」と「ララ」。もしくはルルとララをもじったもので、「ルルナ」や「リリ」などでした。
絵が可愛い!と気に入ったこともあって、表紙の絵を本をかりるたびに書かされました。
私が絵を書いて、それをねーこちゃんが色塗りをするという。
ルルとララシリーズは、お菓子屋さんを営んでいる少女、ルルとララがお菓子を使って、森で起こる様々な出来事を解決していくという話。
中には美味しそうなデザートのレシピや絵がたくさん。
我が家でもいくつかルルとララのレシピをみて、ねーこちゃんと一緒に作りました。
ルルとララシリーズもたくさん刊行されており、10冊近く読みました。
おばけのアッチシリーズと比べると字も小さく、字の量も増えます。やや文字数が多く読みにくいかなと感じる部分もあります。
キャベたまたんていシリーズ
この本は今でも読んでいます。
キャベツ頭のキャベたまたんていが不思議な謎について、助手のトマトちゃんとジャガバタくんとともに解決していく話です。
キャベたまたんていは本当に好きです。
ただ、キャベたまたんていを読みはじめた頃から、おばけのアッチシリーズを読まなくなりました。
キャベたまたんていシリーズも結構長いです。
絵はそれなりに多位のですが、分厚さがアッチやルルとララよりも分厚く、その分長いです。
読み聞かせるのは結構疲れます。
ただ、長い分絵本にはないドキドキ感も味わえますね。
そして、小1夏の現在、読んでいる本は
おばけずかん
ひらがなを読めるようになり、読書は自分でするようになりました。
そして、今はおばけずかんシリーズにハマっています。
図書館に行って、おばけずかんシリーズをあるだけかりるという感じで片っ端から読んでいます。
おばけずかんシリーズは非常に読みやすいです。
一つ一つの話が短編になっているし、字も大きく、絵も多いです。上にあげたルルとララやキャベたまたんていよりずっと読みやすいです。
ぱらりと読むと結構定番の怪談話から創作怪談までありました。
そして、怖くないように、絶対に最後は「でも、だいじょうぶ」という言葉で大丈夫な理由が書かれています。
パティシエールみるか
おばけずかんの作者と同じ斉藤洋さんの本です。
斉藤洋さんってペンギンシリーズの本も書いていて、ペンギンのシリーズは私も子どもの時に読んだ気がするなぁと思ってみていました。
おばけずかんと打って変わって、女子向けの本。パティシエールみるか。
中身は漫画と本の間のような感じ。
ゾロリシリーズと似たような中身になっています。絵が可愛いと気に入って読んでいます。
かいけつゾロリシリーズ
最近はゾロリシリーズも少しずつ読むようになっています。
なんとなく、低学年向けの児童書と言えば、ゾロリ!というイメージがあるのですが、ねーこちゃんはあまりゾロリが好きではない様子。
やや分厚く、文字数も多いため読みにくいのかな?とも思います。
あと、これまで漫画に慣れていなかったので、余計に読みづらいのかも?とも思います。
時々、気が向いた時に読む、という感じです。
そして、最後に、今、最もハマっているのがこちら↓
サバイバルシリーズ
漫画の読み方を知ってたら楽しいんじゃない?と思い、漫画の本を探していて、行き着いたのが、これでした。
ドラえもんとかを買ってみようかなぁとも思ったのですが、今、小学生に人気ということで、小1でもよめそうな内容のもの・・・と探して、恐竜世界のサバイバルから、サバイバルシリーズを読みはじめました。
最初は字も多いし、内容もやや難しいし、漫画の読み方もよくわからないし、ということでなかなか手をつけなかったのですが、読みはじめると一気に読み、2巻まで一気に読んでいました。
そして、そのあと、ゴミの島のサバイバルを読んで、他のサバイバルシリーズ、何か買ってよぅと言われているところです。
読書は楽しい
さて、こういう感じで、年中から小1にかけての読書遍歴でした。
我が家は基本的に2週間に1度図書館に行って本をかりています。
ねーこちゃんの本は大体一回に借りるのが10冊程度で、今は半分が児童書、半分が絵本になっています。
かりる児童書は、「キャベたまたんてい」「おばけずかん」シリーズがあるかを確認し、その二つが優先でかりて、そのほかは本棚を眺めて気に入ったものをかりています。
絵本について、最近はもっぱら昆虫などの写真絵本です。
ありの写真絵本とか、ミミズの写真絵本とか・・・虫が苦手な私は若干うっ・・・となるのですが、気に入っています。
年中の時、どうやったら児童書へ移行できるのだろうと悩んでいました。
図書館の本棚の本を適当に手を取ってみるとねーこちゃんが読める本がないように思えたから。
迷いながら色々な本を手に取って模索した結果、児童書へ気が付いたら移行できていました。
今も絵本は読みます。
わんぱくだんは今も好きで読んでいます。
まだ、しばらくは児童書と絵本の併用しながら読書を楽しんでいくことになりそうです。
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